2025.02.22

リアム・ペインの転落死に関する裁判で無罪判決、友人兼マネージャーのロジャー・ノレス含む３人の罪が取り下げられる

リアム・ペイン

Komugi Yamazaki

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リアム・ペインの死に関連する罪に問われていた3人に、無罪判決が下された。

2024年10月、ワン・ダイレクションの元メンバーであるリアム・ペインは、アルゼンチンで休暇中にカーサシュル・パレルモ・ホテルの3階のバルコニーから転落し、駆けつけた救急隊員によって死亡が確認された。亡くなる直前にアルコールやコカイン、抗うつ剤を服用した痕跡があったことが公表されている。リアムの転落死に関して捜査が行われ、その後、5人の人物が起訴された。

起訴されたのは、彼が宿泊していたホテルのスタッフ4人を含む5人であった。うち2人は過失致死の罪に問われ、他はリアムに違法薬物を提供した罪に問われていた。リアムの友人のロジャー・ノレスは、過失致死の罪で起訴されていた。ノレスはリアムのマネージャー兼代理人だったと報じられている。

2月20日（木）、ローリングストーン誌が、ノレスと過失致死の罪に問われた2人のホテル従業員が、アルゼンチンの控訴裁判所で無罪判決を受けたと報じた。

裁判所は、ノレスはリアムの死を防ぐことはできなかったと判断。「彼（ノレス）が常にリアムと一緒にいたとすれば、ペインは死亡時に見られた酩酊状態に必要な量の薬物やアルコールを入手しなかった可能性がある」と判決文には記されている。

しかし、「たとえ徹底的な予防策を講じたとしても、ペインが何らかの方法でそれらの物を手に入れていた可能性は否定できない。依存症者にはよくあることであり、たとえ家族の愛情深い見守りの下にあっても同様である」とも述べられている。

さらに判決では、「ノレスが被害者の家族に状況を知らせなかったことを非難しているが、被告が懸念を伝え、リアムの健康を管理できないと警告したメールがあったことには触れられていない」と指摘された。

リアムにコカインを販売した容疑で逮捕されたエセキエル・ペレイラとブライアン・パイスの罪は引き続き審理されており、2人は現在も収監されている。

リアムの遺産管理者は判決を不服として控訴することができるが、その手続きを取るかどうかは不明である。

ノレスは「ようやく終わってほっとしている」と声明で述べ、「これでイギリスに戻り、友人たちに会うことができる」と語った。