リアム・ペインの毒物検査結果が発表、「落下時に意識はなかった」・・自殺ではないと断定
リアム・ペインの毒物検査結果が発表された。また、リアムは「落下時に意識はなかった」と伝えられている。Varietyなどが報じている。
ワン・ダイレクションのメンバーとして知られる歌手のリアム・ペインは、10月16日、アルゼンチン・ブエノスアイレスのホテル3階のバルコニーから落下し死亡した。また、この事件に関連して3人が逮捕・起訴された。
そして今回、毒物検査報告書が公開され、リアム・ペインの死亡時に体内に入っていたものが明らかになった。また、事件当時の彼の精神状態についても明らかにされている
国立刑事・矯正検察庁第14局検事の声明によると、リアムの体内には「アルコール、コカイン、処方された抗うつ剤」の痕跡があったという。「この結論は、尿、血液、硝子体液の完全な毒物学的検査を迅速に実施した結果、得られたものです」と報告書で述べられている。
当初の報道では、彼の体内からケタミンやピンクコカインと呼ばれる違法薬物の混合物が検出されたとされていたが、声明文ではそれについての言及はない。
また、リアムは故意にバルコニーから落ちたのではないと考えられている。
捜査の結果、「リアム・ペインは落下時、意識が完全になかったか、意識が顕著に低下または消失した状態にあったという結論に達しました。検察側にとって、この状況は、被害者が意識的あるいは自発的に行った行為の可能性を排除するものです。そのような状態にあったリアムは、自分が何をしているのかわからず、それを理解することもできなかったのです」と伝えられている。
彼の死に関連して、ホテル従業員、麻薬の売人、リアムのマネージャーを名乗る 「友人」とされる人物の3人が逮捕・起訴された。リアムは10月16日に死亡する前、後者とともに過ごしていたとされる。他の2人は、リアムが倒れた後に、彼の体内から検出された薬物を供給した罪に問われている。
彼の死後、検察庁は死因を 「多発外傷」と 「内外出血」と発表した。彼の死の状況はすぐには明らかにされなかったが、当局は 「彼の部屋からアルコールと薬物の摂取を証明する一連の物質が押収された」と述べた。