ネットフリックス、2025年の料金値上げを発表! アメリカ、カナダ、ポルトガル、アルゼンチンで適用 広告付きプラン初の値上げも
動画ストリーミングサービスのネットフリックスは今年、料金を値上げすることを発表した。
ネットフリックスは、アメリカをはじめとしたいくつかの国で、サブスクリプション料金の値上げを発表した。新しい料金は、プランによって、これまでの料金に対して1ドルから2.50ドルの範囲で値上げとなる。
ネットフリックスは「番組制作への投資を続け、会員様により多くの価値を提供するため、時折、少しだけ追加の負担をお願いすることがあります。その資金を再投資し、ネットフリックスのサービスをさらに向上させるためです」と株主向けの手紙で値上げを公表。
また、『そのため、本日よりアメリカ、カナダ、ポルトガル、アルゼンチンのほとんどのプランで料金を調整します』と発表した。
新しい料金は、具体的に「広告付きプラン」は月額6.99ドルから7.99ドル(約1,250円)に、広告なしの「スタンダードプラン」は月額15.49ドル(約2,416円)から17.99ドル(約2,815円)に値上げされる。広告なしの「プレミアムプラン」は月額22.99ドル(約3,587円)から24.99ドル(約3,910円)に値上げされる。
新料金は次の請求から適用されるようだ。また、新しいプランとして、広告付きプランの加入者向けに、家族以外の人を追加できるオプション「Extra Member with Ads」と呼ばれるプランを開始することも発表された。
2022年に導入された広告付きプランは、今回の値上げが初めてとなる。
ネットフリックスは新たな会員の獲得も好調で、株主へ送られた書類によると、2024年は第4四半期に有料会員が1900万人増え、最多記録を更新した。これにより、ネットフリックスの世界全体の加入者数は3億人に達した。この加入者の増加にはライブスポーツイベントや、人気シリーズ「イカゲーム」の新シーズンが寄与していると考えられる。
ネットフリックスは2024年を、「イカゲーム」の新シーズンやPCオンラインゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」を原作とする初のアニメシリーズ「アーケイン」などの強力なコンテンツラインアップで締めくくった。