リアム・ペインの死因捜査で3人が逮捕・起訴される:死体遺棄、麻薬提供、さらにホテル従業員も関与
現在捜査中のリアム・ペインの転落死事件で、3人が逮捕・起訴されたことがわかった。E!Newsなどが伝えている。
人気ボーイズ・グループのワン・ダイレクションのメンバーで、ソロ歌手としても活躍していたリアム・ペインが、アルゼンチン・ブエノスアイレスのホテルの3階のバルコニーから転落して死亡してから約1ヶ月が経過し、ブエノスアイレスの警察が、リアムの死に関連して3人の関係者を逮捕し、検察は彼らが起訴されたことを確認した。
アンドレス・エステバン・マドレア検察官が率いる検察庁は11月7日、スペイン語から翻訳された声明の中で、「不法行為が発見され、3人が死体遺棄および麻薬の供給と斡旋の罪で起訴された」と発表した。
ニューヨーク・タイムズ紙が、この結果を知る関係者の話として報じたところによると、毒物検査の予備報告では、死亡時に彼の体内から 「ピンク・コカイン」と呼ばれる物質が検出されたという。
起訴された人物の中には、当局が「ブエノスアイレス市に滞在中、毎日のようにリアムと一緒にいた」と述べた人物がおり、その人物は「死体を遺棄した罪」で起訴されたと付け加えた。
また、二人目はホテルの従業員で、三人目は麻薬提供の罪に問われている。検察によれば、そのホテル従業員はリアムにコカインを提供した疑いがあり、3人目は「彼の死の2日前である10月14日の2回の異なる時間帯に、他の2つの証明された供給の罪で告発されている」という。
リアムの死に関連する人物の逮捕を決定するに至った捜査の経緯について、検察当局は、ホテル周辺から「800時間以上のビデオ映像を詳細に分析」し、リアムの携帯電話の中身を抽出して分析したことを明らかにした。さらに、ホテルのバーやレストランの注文を調べ、「誰がリアムのもとを訪れ、彼らの飲食習慣を特定した」という。
収集した証拠に基づき、様々な訴訟手続きや数多くの付属書類を精査し、事件の背景を分析した後、「マドレア検事は3人を正式に起訴し、先週の金曜日に(ラウラ・グラシエラ)ブルニアール判事に180ページの書類で尋問と逮捕を要求した 」と声明の中で述べられた。
また、3人の起訴と同時に、リアムの遺体はブエノスアイレスから空港へ運ばれたと関係者がロイター通信に語った。リアムの遺体は、地元当局が毒物学的検査やその他の検査報告を終える間、保管されていた。