『007』シリーズに大変動、Amazonが創作主導権を掌握! 長年のプロデューサーであるバーバラ&マイケルは引退へ、所有権は3者が共同で維持

ダニエル・クレイグ
『007』シリーズの知的財産権に大きな変化が生じ、映画の配給権を持つAmazon MGM Studiosや、長年にわたり『007』シリーズを手がけてきたプロデューサーのマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリの間で大きな動きがあった。
「Variety」によると、3者は「新たな共同事業を設立」し、共同所有者としての立場は維持するものの、今後の映画制作におけるクリエイティブな決定権はAmazonが主導することになり、マイケルとバーバラは一歩引く形となるようだ。
プライム・ビデオおよびアマゾンMGMスタジオの責任者であるマイク・ホプキンスは声明で「ジェームズ・ボンドは、60年以上にわたり映画史上最も象徴的なキャラクターの一人であり続けています」と述べた。
さらに、「故アルバート・R・ブロッコリ氏とハリー・サルツマン氏が、ジェームズ・ボンドを世界中の映画館に届けてくれたことに感謝するとともに、マイケル・G・ウィルソン氏とバーバラ・ブロッコリ氏の揺るぎない献身と、世界中のファンに愛されるこのフランチャイズを支え続けてきた役割に敬意を表します。私たちは、この貴重な遺産を引き継ぐことを光栄に思うとともに、伝説の007シリーズの新たな時代を世界の観客に届けることを楽しみにしています」とマイケル&バーバラに感謝を表明した。
マイケルは、「私の007キャリアは、約60年という驚くべき年月に及びました。そして今、ジェームズ・ボンド映画のプロデュースから退き、芸術活動や慈善事業に専念することを決めました。したがって、バーバラと私は、信頼するパートナーであるAmazon MGM Studiosがジェームズ・ボンドを未来へと導く時が来たと考えています」とコメントを発表。
バーバラも、「私の人生は、父であるプロデューサーのカビー・ブロッコリからマイケルと私に託された、この素晴らしい遺産を守り、発展させることに捧げられてきました。私は、4人の才能あふれる俳優たちと共に007を作り上げ、業界の何千人もの素晴らしいアーティストたちと仕事をするという名誉に恵まれました。『ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開、そしてマイケルの映画制作からの引退を経て、私もそろそろ他のプロジェクトに注力する時だと感じています」 とコメントを出した。
「Deadline」によると、次回のボンド映画については、主演、監督、脚本家を含め、すべて未定だという。


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