チャーリーxcx&アリアナ・グランデ、夢のコラボが実現! 「自分を守れないと感じることがある」・・「Brat」新バージョンで女性アーティストのリアルな心境を語る
チャーリーxcxは、アルバム「Brat」の新バージョンをリリースし、オリジナルのトラックにさまざまなアーティストのリミックスを加えた。その中には、ジュリアン・カサブランカスからティナーシェまで幅広いアーティストが参加しているが、最大のサプライズはアリアナ・グランデが「Sympathy is a knife(シンパシー・イズ・ア・ナイフ)」にフィーチャリングとして参加していることだ。
【音源】Charli xcx – Sympathy is a knife featuring ariana grande (official audio)
オリジナル版のこの曲では、チャーリーが有名でいることへの複雑な感情や、不安、そして他の女性やアーティストと自分を比較してしまう内面の葛藤を表現している。
チャーリーは、この曲について「これは私自身の感情や不安、そして自分が不安を感じたときに頭の中で作り出される物語や状況についての歌なの。そういった自己不信を感じるときは、物理的にその場にいたくない」と、ニューヨーク・マガジンに語っている。また、この曲がテイラー・スウィフトについてのものだというファンの憶測を否定している。
一方、アリアナ・グランデが参加した新バージョンでは、スポットライトを浴びることや周りからの注目に焦点が当てられている。
アリアナ・グランデは、元夫ダルトン・ゴメスと離婚し、映画『ウィキッド』の共演者イーサン・スレイターとの交際を始めた昨年、私生活において大きな注目を浴びた。彼女の私生活は、タブロイド紙からSNSまで至るところで取り上げられ、詳細に報じられた。
このテーマに、チャーリーが共感したようで、チャーリーは「私にとっては、以前の自分から今の自分へと変わっていく中で、今まで以上に自分の言葉が細かく分析され、文脈を無視されることに気づいている。同じことをしているのに、もっと多くの人を傷つけてしまう。特に目新しいことではないけど、以前は私の日常生活に対して誰もあまり気にしていなかったから、ちょっとショックだった」と語った。
さらに「それによって、日々このようなことを経験している大物アーティストに対して多くの共感を抱くようになったの。それは本当に大変なの。自分の言葉が常に細かく取り沙汰され、文脈を無視されてしまうのはツラい。そして、弁護をしようと思っても、それが別の問題を引き起こしてしまうことがある。本当に自分を守れないと感じることがある」と明かした。
自身の言葉が「少し操作されているように感じたり、他の意図が働いているのではないかと感じたことがある」と語ったチャーリーは、アリアナとのコラボが決まったときに、アリアナはまさにこの感情を自分以上に理解していると感じたようだ。
アリアナは、ここ最近は自身についてあまり語ることがないが、2023年の年末にインスタグラムで「深く誤解されている」と感じていることをほのめかしていた。さらに今年の夏に、なぜほとんどの反応を自分の中に留めているのかを、エヴァン・ロス・カッツのポッドキャスト「Shut Up Evan」に出演した際に語っている。
アリアナは、「平和とプライバシーを守ることは、実際には人々が否定的な方法で足を踏み入れてくることを受け入れたり理解することよりも、はるかに重要なの。アートを通じて人々を受け入れることは、浄化的であり、生きるために必要なことかもしれない」と語った。
チャーリーにとってこのアルバムがグランデとの初めてのコラボレーションであるが、チャーリーは長年にわたりアリアナへの愛を示してきた。先週、チャーリーがアリアナを称賛している過去のツイートがいくつか再浮上し、アリアナはそのスクリーンショットをインスタグラムのストーリーに投稿。「大好きよ、チャーリー」とリプライした。