バットマン、スーパーヒーローとして初めてハリウッドの「ウォーク・オブ・フェイム」の星に名前が刻まれる
バットマンは、コミック、テレビ、映画などの中で85年間にわたってアイコニックなキャラクターとして君臨してきた。そして現地時間9月26日、ハリウッドの「ウォーク・オブ・フェイム」にスーパーヒーローとして初めて星に名前が刻まれた。
【動画】バットマン、「ウォーク・オブ・フェイム」セレモニー
バットマンの星は、ハリウッド大通り6764番地、ハリウッド・ギネス世界記録博物館の前に設置された。ギネス世界記録の公式判定人であるマイケル・エンプリックが出席し、バットマンの歴史的な功績を認定した。
セレモニーのオープニングを飾ったハリウッド商工会議所のスティーブ・ニッセン会頭兼CEOは「バットマンは、世界で最も象徴的なキャラクターのひとつであり、正義、強さ、そして恐れを知らないことを象徴しています」「バットマンは85年以上もの間、コミック、アニメ、テレビ、映画、玩具、ビデオゲームの中でファンの前に姿を現してきました。バットマンは文字通り、あらゆるところに登場してきましたが、今回、このハリウッドの『ウォーク・オブ・フェイム』に彼自身の星をもらうために、この地に降り立った最初のスーパーヒーローとなったことを誇りに思います」とスピーチした。
また、バットマンの星は、テレビシリーズでバットマンを演じたアダム・ウェストや、バットマンの創作者であるボブ・ケインの星の隣にバットマンの星が刻まれた。
バットマンは、ボブ・ケインとビル・フィンガーによってDCコミックスのために創造され、1939年の「ディテクティブ・コミックス」第27号で初登場。アダム・ウェストがバットマン役、バート・ウォードがロビン役として出演したテレビシリーズは、1966年1月に放送を開始した。
その後、1989年にティム・バートン監督によるマイケル・キートン主演の『バットマン』が公開された。『バットマン』はコミックブック映画の時代を切り開くこととなった。
【動画】『バットマン』予告編(1989)
『バットマン』シリーズは映画界やコミックスの世界だけに留まらず、音楽界にも大きな影響を与えてきた。
米音楽チャート「Billboard」によると、プリンスが作曲・プロデュースした1989年の『バットマン』にインスパイアされた楽曲が収録されたアルバムは、ビルボード200で6週連続1位を獲得し、シングル「バットダンス」はビルボード・ホット100で1位を獲得した。
【動画】Prince – Batdance (Official Music Video)
映画『バットマン』シリーズは、世界興行収入で68億ドル(約9612億6500万円)以上を記録し、史上10番目に高い収益を上げた映画シリーズとなっている。