マーベル、新作『ブレイド』を2025年の公開スケジュールから削除! 代わりに『プレデター』の新作を公開へ

『ブレイド』 (c)Marvel
マーベル・スタジオは、2025年11月7日に公開予定だった新作『ブレイド』を公開カレンダーから削除。代わりに20世紀スタジオから『プレデター:バッドランズ(原題)』の公開を発表した。米Deadlineが報じている。
米俳優ウェズリー・スナイプスが主演した、1990年代の有名なマーベル映画『ブレイド』シリーズの最新映画は、2019年のサンディエゴ・コミコンで発表され、アカデミー賞を2度受賞したマハーシャラ・アリが主演することが明らかになった。
しかし、このプロジェクトは新型コロナウイルスと映画業界で起こったストライキにより、遅れをとることとなった。さらに、『ブレイド』の新作映画には、これまでにバッサム・タリクとヤン・ドゥマンジュの2人の監督が降板する事態にも陥った。
災難続きの『ブレイド』。ヴィランのリリス役として登場する予定である英女優のミア・ゴスは、映画『MaXXXine』(2024年)のワールドプレミアで、『ブレイド』の製作スケジュールの遅れについて、「マーベルは本当に作品について気にかけている。彼らは素晴らしい映画を作りたいと強く思っている。それが彼らから感じられるから、うれしい」と述べた。
また、『ブレイド』といえば、ウェズリー・スナイプスは、今年大ヒットを飛ばした映画『デッドプール&ウルヴァリン』にカメオ出演したことが大きな話題となり、これには多くの『ブレイド』ファンも大喜びとなった。
マーベル・スタジオCEOのケヴィン・ファイギにとっては、最高の『ブレイド』映画を作ることが重要で、素晴らしい脚本が完成するまで、製作は開始しない方針のようだ。
新作『ブレイド』は2025年の公開スケジュールから削除されてしまったが、その代わりに、『プレデター』シリーズの新作『プレデター:バッドランズ』が2025年11月7日に公開されることが明らかになった。
『プレデター:バッドランズ』の監督には、前作『プレデター:ザ・プレイ』を手掛けたダン・トラハテンバーグが復帰し、『マレフィセント』などで知られる米女優エル・ファニングが主演する。ディズニーは前作『プレデター:ザ・プレイ』をHuluで配信したことで、多くの収益機会を逃したとされており、今回は劇場公開に再び注力する姿勢を示している。
最初の『プレデター』は、1987年にアーノルド・シュワルツェネッガーとカール・ウェザース主演で公開され、ジョン・マクティアナンが監督を務めた。シリーズ全体では6作が公開され、『エイリアンVSプレデター』も含め、世界中で7億5060万ドル(約1140億円)の興行収入を記録している。
さらに、マーベルは2028年2月18日、5月5日、11月10日に公開予定の3本のタイトル未定映画の公開を発表している。





