俳優ジョージ・クルーニー、友人ジョー・バイデン大統領の選挙撤退に賛辞! 「ジョージ・ワシントン以来、最も無私無欲な行動」
米俳優ジョージ・クルーニーが、ジョー・バイデン米大統領の大統領選撤退についてコメントした。
11月のアメリカ大統領選にむけ、再選を目指していた民主党のジョー・バイデン大統領は、再選を断念し、選挙戦から撤退すると表明した。バイデン氏は後継候補としてカマラ・ハリス副大統領を支持し、ハリス氏は大統領選へ立候補の意向を示している。
ブラッド・ピットと共演している新作映画『ウルフズ』のプロモーションのため、9月1日にヴェネツィア国際映画祭に出席したジョージ・クルーニーは、この選挙戦撤退というジョー・バイデンの決断を、「ジョージ・ワシントン以来、誰もが成し遂げた中で最も無私な行動」として称賛した。
民主党支持で知られるクルーニーは数か月前、「I Love Joe Biden, But We Need a New Nominee. (私はジョー・バイデンが好きだが、新しい候補者が必要だ)」というタイトルでニューヨーク・タイムズ紙にエッセイを寄稿し、バイデンに選挙戦からの辞退を求めていた。エッセイの中でクルーニーは、ドナルド・トランプ氏とのテレビ討論会が上手くいかなかったことを引き合いに出し、「時間との戦いにだけは勝てない」としていた。
『ウルフズ』のワールドプレミアを控えた記者会見で、自身のエッセイがバイデンの辞退決定に与えた「影響」について問われたクルーニーは、「称賛されるべきは、ジョージ・ワシントン以来、最も無私無欲な行動を取った(バイデン)大統領だ」とバイデン大統領の撤退について称賛の意を述べた。
さらにクルーニーは続けて、「私たちがそこに至るまでのすべての動きは、誰も覚えていないだろうし、覚えているべきでもない。記憶されるべきなのは、最も困難なことを成し遂げた無私の行動だ。世界中でこのような状況がこれまでにもあったが、『もっと良い方法があると思う』と言った人がその功績を全て得るべきであり、それが真実だ」と述べた。