ジョージ・クルーニー&ブラッド・ピット、新作映画『ウルフズ』のギャラはそれぞれ50億円!? このウワサに本人が言及! 「報じられた金額よりも・・」
俳優ジョージ・クルーニー(63)が、映画出演の報酬についての報道に対してコメントを発表した。
ジョージ・クルーニーは、9月1日にイタリアのヴェネツィアで行われた映画『ウルフズ』のプレミアに共演者のブラッド・ピットと共に出席した。
その映画の記者会見で、クルーニーは、彼とピットがそれぞれ3500万ドル(約51億4150万円)以上の報酬を受け取ったというニューヨーク・タイムズによる報道について言及した。
『ウルフズ』は、9月20日に日本でも劇場公開が決まっていたが、突然公開中止が発表された。アメリカでは1週間限定で、さらに規模や期間も限定された状態で公開され、9月27日からApple TV+で配信が予定されている。他の多くの国でもこのような形で公開される。
【動画】映画『ウルフズ』予告編(英語)
映画が限定公開となったことで、クルーニーは二人が報酬の一部を返還したことを説明した。
クルーニーは「(二人の出演料についての記事は)興味深い記事だけど、その報酬に関する情報源が何であれ、報じられた金額よりも何百万、何千万ドルも少ない。そして、このことについて話すのは、それが標準報酬だと思われることは業界にとって良くないと思うから」と、報道を完全否定した。
さらにクルーニーは「これは良くない。映画を作ることが不可能になってしまう」「我々は劇場公開を望んでいたけど、いくつかの問題があった。これはよくあることだけど。『The Boys in the Boat(邦題:ボーイズ・イン・ザ・ボート~若者たちが託した夢~)』を作ったとき、MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー:映画やテレビ番組の制作会社)のために作ったけど、最終的にはAmazon向けになり、外国での公開が全くなくなった。驚いたよ。この映画に関しても、どうするかいろいろと考えているよ」と述べた。
そして『ウルフズ』公開についてクルーニーは、「皆さんも同じだよ。同じ業界にいるから、コロナ後やその他の状況で道を模索している。その過程でいくつかの問題が発生している。当然残念だけど、反面、多くの人々がこの映画を見ることができ、数百の映画館では公開される。公開は実現できる。でもやっぱり広範囲での公開ができたら良かった」と語った。