「ゲーム・オブ・スローンズ」ジョン・スノウ役のキット・ハリントン、物議を醸した最終シーズンの失敗を認める! 「全員疲れきっていた」
大人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」でジョン・スノウ役を演じたキット・ハリントンが、物議を醸した最終シーズンと、2021年の映画『エターナルズ』の出演について語った。
「GOT」最終シーズンは「全員が本当に疲れていた」
キット・ハリントンは、「GQ」のインタビューで、「ゲーム・オブ・スローンズ」最終シーズンの出来について、脚本に問題があったと思うかどうか意見を問われた。
「ゲーム・オブ・スローンズ」はエンディングのシナリオが物議を醸しており、放送後に数百万人がそのエンディングに反発し、シーズンの作り直しを求め署名を行う事態となっていた。
キットは、最終シーズンについて「もし『ゲーム・オブ・スローンズ』のエンディングに問題があったとすれば、それはぼくたち全員が本当に疲れていて、これ以上続けられなかったことだと思う。だから、一部の人々がそれを急ぎすぎたと感じたことを理解できるし、ぼくもそれに同意するかもしれない。でも、他に選択肢があったとは思わない。最終シーズンの自分の写真を見ると、疲れ切っているのが分かる。もう1シーズンやる余裕はなかった」と語った。
また、最終話への反発についても尋ねられたキットは、「誰もが自分の意見を持つ権利があると思う。物語の終盤には、ストーリー的にいくつかのミスがあったかもしれない。興味深い選択があったが、うまくいかなかったものもあった」とエンディングに失敗があったことを認めた。
【動画】「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」予告編
白紙になったジョン・スノウのスピンオフドラマ・・
さらに、キャンセルされたジョン・スノウのスピンオフについても触れたが、提案されたストーリーの詳細については語りたくないという。キットは「詳しくは言いたくない。言い出すと、いろいろなことが始まってしまうから」と述べた。
「ぼくが言えるのは、HBOの方から『これを考えてみないか?』と言ってきたことだ。最初の反応は『ノー』だった。しかし、戦争後の兵士についての興味深く重要な物語があるかもしれないと考えた。限られた形で言うべきことや語るべき物語が残っているのではないかと思った。2年間くらいかけて進めたが、結局何も興奮するものは出てこなかった。最終的には、『これ以上進め続けたら良くない結果に終わるかもしれないと思う。それはみんなが一番望まないことだ』と言って、身を引いたよ」と述べた。
不評だったマーベル映画『エターナルズ』
また、2021年に公開されたマーベル映画『エターナルズ』での役についても触れた。キットは、デイン・ウィットマン役を演じ、将来的にブラックナイトを演じる予定だった。しかし、映画が不評だったため、続編は実現しなかった。
彼のキャラクターについて、キットは「その役を選んだのは、特に他と違うからとか面白そうだと思ったからではない。マーベルから電話が来たら、やらなきゃいけないんだ」と語り、もしマーベルがキャラクターを再び取り上げるなら「戻ってみたい」とも述べた。