NEWS

パリオリンピック関係者、ドラァグクイーンのパフォーマンスの騒動を受け謝罪! 「不快感を覚えた人がいたら本当に申し訳ない」 「最後の晩餐」に酷似と各所から批判

パリオリンピック開会式でのドラァグクイーンたちによるパフォーマンス

パリオリンピック開会式でのドラァグクイーンたちによるパフォーマンス

Komugi Yamazaki

7月28日、パリオリンピック関係者はオリンピックの開会式で行われたパフォーマンスに対して、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を思い起こさせるとして不快感を抱いた人々に謝罪するとともに、パフォーマンスはギリシャの神ディオニュソスを表現したものであると主張した。

パリオリンピック開会式で、ドラァグクイーンたちによるパフォーマンスがおこなわれ、イエス・キリストが使徒の一人が自身を裏切ることになると宣言した瞬間を描いた「最後の晩餐」に酷似していると、多くの視聴者からの声が上がっていた。パフォーマンスにはLGBTQコミュニティーに所属しDJ兼プロデューサーであるバーバラ・ブッチや、ドラァグクイーンのアーティストやダンサーが出演し、「ドラァグ・レース・フランス」のホストをしているニッキー・ドールも参加していた。

オリンピックの公式Xは、ドラァグクイーンのパフォーマンスの写真と共に「ギリシャの神ディオニュソスの解釈を通して、私たちは人間同士の暴力の不条理さに気づくことができるのです」とパフォーマンスについて述べている。

世界中の宗教保守派や共和党はこのパフォーマンスを非難。フランス・カトリック教会もニューヨーク・ポスト紙を通じてこれを「愚弄のシーン」とし、キリスト教を嘲笑していると主張した。また、エジプトの聖公会も「深い遺憾の意」を表明し、この式典によってIOCがスポーツアイデンティティや人道的メッセージ性を失う可能性もあると述べた。

この式典の芸術監督を務めたトーマス・ジョリー氏は、パフォーマンスは、多様性を称賛しフランスの美食文化を称えることを目的としたものであると主張した。

パリオリンピック広報担当のアン・デカンプス氏は、7月28日の国際オリンピック委員会の記者会見で「どの宗教団体に対しても不敬を示す意図はありませんでした。そうではなくて、トーマス・ジョリーとともに、コミュニティーの寛容さに対して賞賛の意を表したかったのです。我々の世論調査の結果を見ると、この目標は達成されたと考えています。しかしもちろん、不快感を覚えた人がいた場合は、本当に、本当に申し訳ありません」と述べた。

ニッキー・ドールはこの騒動に関してインスタグラムで、「私には夢がありました。そしてその夢が昨日実現しました。私は世界最大の舞台、最大のショーでフランスが国民を象徴する夢です。それがこのオリンピックの開会式でした。@thoma.jolly (トーマス・ジョリー)、@daphneburki(テレビ司会者のダフネ・ビュルキ)、 @maudlepladec(振付師のモード・ル・プラデック)など、多くの素晴らしい人々のおかげで、これが実現しました。世界中の何十億もの人々の前でパフォーマンスし、私たちのオリンポスの神々を祝うことは、私にとって絶対的な名誉でした。そして、画面にクィアが映るのを見て怒った人たちへ。私たちはどこにも行きませんよ」と投稿している。

Hulu | Disney+ セットプラン
ABOUT ME
pop hunt
pop hunt
海外エンタメニュースサイト
洋画、洋楽、海外ドラマ、海外セレブ、世界のニュースなど、海外で話題になっているニュースをわかりやすくお届けします✉️

記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がpop huntに還元されることがあります。
Recommend
こちらの記事もどうぞ
記事URLをコピーしました