ブレイク・ライブリーからセクハラ&誹謗中傷で訴えられたジャスティン・バルドーニ、報道めぐりNYタイムズに巨額訴訟を起こす! バルドーニ側の主張とは
ジャスティン・バルドーニが、ニューヨーク・タイムズに対して2億5000万ドル(約394億円)を求め訴訟を起こした。
米俳優で映画監督のジャスティン・バルドーニは映画『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』で米女優のブレイク・ライブリーと共演。映画公開後、ライブリーが、バルドーニに対し、性的嫌がらせや、自身に対する中傷キャンペーンを企てたとし、訴訟を起こしていた。
バルドーニを含む10人の原告は、ニューヨーク・タイムズが2024年12月21日に発表した報道について、ロサンゼルス高等裁判所に12月31日付で提訴。バルドーニの弁護士、ブライアン・フリードマン氏は、タイムズが「二人の強力なハリウッド勢力の要求と気まぐれに屈し、かつて高く評価されていた出版物にふさわしいはずの報道の実践と倫理を無視し、改ざん・操作されたテキストを使用し、さらに彼らが選んだPRに異議を唱えるテキストを意図的に省略した」とコメントを発表した。
これに対し、ニューヨーク・タイムズも声明を発表。「我々は訴訟に強く反論するつもりである」と述べ、「独立した報道機関の役割は、事実を追い求めることである。我々の記事は徹底的かつ責任を持って執筆され、膨大な数の元資料、テキストメッセージ、メールの精査に基づいている」と主張した。
ライブリーの法的苦情は、12月31日にニューヨーク南部地区裁判所に提出された。ライブリーの弁護団は「この訴訟は、ライブリー氏が主張している内容に何ら影響を与えない」とコメントし、「ライブリー氏の苦情を全て読むことを推奨する」と付け加えた。
ライブリーはバルドーニからのセクハラや誹謗中傷を主張しており、ライブリーが提出した訴状には、2024年1月に映画関係者間で行われた会議で話し合いが持たれたことなどが記されている。一方、バルドーニ側の弁護士のフリードマン氏は「これらの主張は完全に虚偽であり、公に傷つける意図を持った悪意あるものである」と反論している。
両者の主張は法廷で争われる見通しであり、事態の行方が注目されている。