アリアナ・グランデ、『ウィキッド ふたりの魔女』楽曲の現代風アレンジ提案を断固拒否! 原作愛を貫くアリアナが守りたかった「ウィキッド」のあの名曲とは
日本では2025年春公開の映画『ウィキッド ふたりの魔女』に出演しているアリアナ・グランデが、作曲家のある提案を受け入れなかったことが明かされた。
アリアナ・グランデは、大ヒットミュージカル「ウィキッド」の映画版、『ウィキッド ふたりの魔女』でグリンダ役に抜擢され、まさに夢の役を手に入れた。アリアナはこのグリンダ役に並々ならぬ思い入れがあったようだ。
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監督のジョン・M・チュウによると、アリアナ・グランデは、このブロードウェイミュージカルの「熱心なファン」であり、脚本の内容をまるで聖書のように大切に扱っていたという。
『ウィキッド ふたりの魔女』の作曲・作詞家であるスティーブン・シュワルツは、新しいインタビューで、アリアナが原作を尊重する姿勢を非常に大切にしていることを明かした。また、劇中の楽曲の一つである「ポピュラー」の大幅なアレンジを受け入れなかったエピソードを語った。
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スティーブンは「ロサンゼルス・タイムズ」に対し、「グリンダの曲『ポピュラー』のリズムを少し新しくしようと考えたんだ。映画のために新しいものを取り入れる精神で、例えばヒップホップ風にアレンジするのはどうだろう、とね」とアリアナに提案。
しかし、アリアナは「絶対にダメ。私はグリンダになりたいのであって、アリアナ・グランデがグリンダを演じているようにはしたくない」と主張したという。
その代わり、スティーブンはアリアナに「新しいボーカル・エンディング」を提案したようだ。曲のエンディングを変え、キーを高くすることで、アリアナの声を活かせるようにした。
スティーブンはその提案について、「アリアナは少しためらっていたが、もしこのアイデアをオリジナル版のショーで思いついていたなら、こうしたはずだと伝えた。キャラクターに忠実であると納得すると、すぐに受け入れてくれた」と振りかえった。
アリアナが舞台「ウィキッド」の長年のファンであることは有名で、幼い時に舞台を見に行ったことをインタビューで明かしていた。映画のクレジットロールでは「アリアナ」というアーティスト名ではなく、「アリアナ・グランデ・ブテラ」という本名を使用しているのも、幼い頃に舞台を観た思い出が理由だとされている。
アメリカで大ヒット上映中の『ウィキッド ふたりの魔女』は、日本では2025年春に公開予定。