ヒュー・ジャックマン&ライアン・レイノルズ、『デッドプール&ウルヴァリン』の公開サプライズ案、そして過去の『ウルヴァリン』リーク事件を語る
『デッドプール』シリーズの新作映画『デッドプール&ウルヴァリン』のライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンが、同作の当初の公開サプライズ案、過去の『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』リーク事件、そして友情についてたっぷり語った。
今回、ライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンはYouTubeの人気トークショー「Hot Ones」に出演。司会のショーン・エヴァンスが、ファンが知りたいことを2人にたっぷり質問した。
【動画】Ryan Reynolds and Hugh Jackman Go Claws Out While Eating Spicy Wings | Hot Ones
デッドプール&ウルヴァリンの構想は昔からあった!
ヒュー「『デッドプール』を観た瞬間、文字どおり僕の中ですべてが閃いたんだ。『48時間』のニック・ノルティとエディ・マーフィーのコンビや、昔のコメディ『おかしな二人』(1965)を観たときみたいに。デッドプールとウルヴァリンという2つのキャラクターは共演するべきだと思った。実はその3日前に僕はウルヴァリン役から引退を発表したばかりだった。だからここにたどり着くまで6年かかったけど、なんとかこぎつけたよ」
【動画】『デッドプール&ウルヴァリン』予告編
『デッドプール&ウルヴァリン』は当初、サプライズ案があった!?
ライアン「実は、この映画の最初のアイデアは、『アルファ・コップ』というタイトルで、わざとひどいニセモノ映画を撮ることだったんだ。1つの脳を共有する男2人が、力を合わせて1人の完璧な警官になる物語で、ポスターには『アルファ・コップ:2人の警官、1つの脳、やってやるぜ』って感じで書いてさ。とんだ駄作になるはずで、公開後初の週末に映画を観に行くのはアメリカ中でたった10人しかいないけど、そして映画が始まった5分後にマーベルのロゴが現れ、実はなんと『デッドプール&ウルヴァリン』だったっていうサプライズにしようとしていたんだ」
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』の公開前リーク事件はショックだった
ヒュー「『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』は劇場公開1週間ぐらい前に作品の動画が漏れたんだけど、僕が覚えているのは、公開前にすでに1000万人がネット上で視聴したって誰かから聞いたことだね。あれはひどい漏洩だった」
観客の心に響くのはキャラクターへの共感
ライアン「僕がこれまで出た映画では、資金は十分にあって何か問題があればさらに金をかけて解決するようなこともあった。本当の問題は登場人物のキャラクターよりもショーのスペクタクル感を重視していることなのにね。登場人物のキャラクターと同じぐらいスペクタクルに力を入れると、観客は少し戸惑うような印象を受けるんだ。CG効果やそういう技術が観客を元気づけるわけじゃなく、本当のところ、観客は登場人物に共感したり、キャラクターのいる瞬間が記憶に残るんじゃないかと感じているよ」
ヒュー、オーストラリア対ニュージーランドのラグビーの試合での国歌独唱を振り返る
ヒュー「緊張していて、控室にいたときのことを思い出すよ。何度も繰り返し国歌斉唱の練習をしていたら控室のすみに座っていた清掃担当のおじいさんが、『ちょっと緊張しているのかい?』って僕に聞くから『ああ緊張してるよ…ええと、でも外にはたった9万人しかいないんだよね』と冗談を返した。そうしたら、彼は『そんなのなんてことない、いまテレビを観ているのは10億人ぐらいだよ』って言うんだ!これまでの人生で一番びびったね。でもおかげでそれ以来アカデミー賞の司会や劇場公開の週末もあれ以上の怖いものなしだよ」