ヒュー・ジャックマン、『X-MEN』ウルヴァリン役のオーディションで落ちかけていた!? 「うまくいかなくて・・」 当時の心境を語る
ヒュー・ジャックマンが、映画『X-MEN』(2000年)のウルヴァリン役のオーディションについて語った。
『X-MEN』シリーズの、鋭い爪に特徴のあるミュータントであるウルヴァリンの役でブレイクを果たし、一躍スターとなったヒュー・ジャックマン。
長年にわたり何度もウルヴァリンを演じてきたが、今回7月24日に公開される新作映画『デッドプール&ウルヴァリン』にもウルヴァリン役として登場する。
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しかしこのウルヴァリン役、驚くことに最初のキャスティングはもともとヒュー・ジャックマンではなかったというのだ。
当初、ダグレイ・スコットがその役にキャスティングされていたものの、撮影の都合で降板せざるをえなかったため、ヒュー・ジャックマンがウルヴァリン役のオーディションを受けることとなった。
しかし、オーディションは実はうまくいかなかったようだ。
EWとの取材でヒューは当時を振り返り、映画の撮影がすでに始まっている状況でブライアン・シンガー監督と脚本家のトム・デサントとともに台本の読み合わせをしたときのことを語った。
「『静かに、もっと静かに、もっともっと静かに』って彼が言うんだ。最後には自分が何を言ってるのか自分でも聞こえなかったんだよ」「彼は『なんで昼休みに、もうキャスティングしたはずの役のオーディションをやっているんだ?』という感じで、相当怒っていたのがわかった」とトム・デサントとのやりとりを明かした。
マーベル・スタジオの現社長で当時プロデューサーのアシスタントとして映画に携わっていたケヴィン・ファイギが、トムとヒューを食事に連れ出したとき、ヒューはウルヴァリン役を得られなかったと思いこみ打ちひしがれていたという。
「『ケヴィン、ぼくがこの役をもらえないことはみんな知っている。だからディナーはもういい』って言ったんだ。でも、彼はそこに座って一緒にステーキを食べて、空港まで送ってくれたんだ。忘れられないよ。それが一番嬉しかった。もう二度と会うことはないだろうと思った」とヒューは当時の心境を語った。
役を手にするまでの険しい道のりを振り返ったヒュー・ジャックマン。ウルヴァリンとしての彼の姿は、今や映画界に欠かせない存在となっている。キャスティングの裏話を知ることで、彼の努力と不屈の精神がいかに重要だったかを改めて感じることができるだろう。
新作『デッドプール&ウルヴァリン』は、7月24日(水)全国ロードショー。