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『プリンセスと魔法のキス』新シリーズ制作中止に・・ディズニーがストリーミング向け長編作品を縮小へ

『プリンセスと魔法のキス』 ©Walt Disney Co./Courtesy Everett Collection

『プリンセスと魔法のキス』 ©Walt Disney Co./Courtesy Everett Collection

Komugi Yamazaki
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ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオは、ディズニープラス向けに制作予定だったプリンセスと魔法のキス』のアニメシリーズ「ティアナ(原題)」を正式に中止し、ストリーミング向けの長編オリジナルコンテンツの制作を縮小することを発表した。 

『プリンセスと魔法のキス』の新シリーズの制作は2020年12月に初めて発表され、2009年の映画でティアナを演じたアニカ・ノニ・ローズが再び声を担当する予定だった。しかし、制作費の問題や複数回のクリエイティブチームの変更にもかかわらず、プロジェクトは期待された水準に達することができなかったと報じられている。 

同社の広報は、この事業戦略の変更により、カナダ・バンクーバーのスタジオで一部のレイオフ(一時解雇)が発生することを認めている。

さらに、ディズニープラス向けに予定されていた別の未発表の長編作品も棚上げとなった。 同スタジオは現在、『プリンセスと魔法のキス』にインスパイアされた短編スペシャルを開発中で、ジョイス・シェリが監督、スティーブ・アンダーソンが脚本を担当する予定だ。 

内部関係者によれば、ウォルト・ディズニー・アニメーションは、短編や特別プロジェクトに加えて、年に1本の劇場用映画の公開を継続する予定である。 『ズートピア2』は11月26日に全米公開予定で、未発表の長編映画は2026年11月に公開予定で、大ヒット映画『アナと雪の女王』シリーズの第3弾は2027年11月に公開予定となっている。

これらの動きは、ディズニーがストリーミングサービス向けの長編コンテンツから離れ、劇場公開作品や短編プロジェクトに焦点を移していることを示している。

『プリンセスと魔法のキス』は、ディズニー初の黒人プリンセスをフィーチャーした作品として知られ、その影響力は現在も続いている。 2024年6月には、米マジック・キングダムとディズニーランドにてアトラクション『ティアナのバイユー・アドベンチャー』がオープンし、ルイジアナのバイユーを再現した新しい体験を提供している。このアトラクションは、地元のアートワークやニューオーリンズの著名なミュージシャンによる音楽など、本格的な要素を取り入れている。

ディズニーのこの新たな戦略的方向性は、ストリーミングプラットフォームでのコンテンツ制作と劇場公開作品のバランスを再評価し、リソースを最も効果的に活用する方法を模索していることを示唆している。

ファンや業界関係者は、今後のディズニーのコンテンツ展開に注目している。

【動画】『プリンセスと魔法のキス』予告編

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