ドラマ版「ハリー・ポッター」、2026年に配信決定！ その内容、視聴方法、原作者J.K.ローリングは制作に携わっている？…現在までにわかっていることを総まとめ

人気ファンタジー映画シリーズ『ハリー・ポッター』のドラマ版が2026年に配信されることが明らかになった。DEADLINEなどが伝えている。

米時間2月23日（金）、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー（WBD）CEOのデヴィッド・ザスラフは、ドラマ版「ハリー・ポッター」シリーズを、WBDが所有・運営する米ストリーミング・サービス「Max」で、2026年に配信開始を目指していると明かした。

デヴィッド・ザスラフは、同社の第4四半期決算説明会で「数週間前、（『HBO』CEOの）ケイシー・ブロイズと、（WBD会長の）チャニング・ダンジーと一緒にロンドンに行き、J.K.ローリングと彼女のチームと一緒に過ごしました。両者とも、このフランチャイズの再始動に興奮しています。いい話し合いができました」と、原作者のJ.K.ローリングらと会って話をしたことを報告した。

昨年4月、WBDは、J.K.ローリングが書いた「ハリー・ポッター」の7冊の本すべてに基づいたテレビシリーズを制作することを発表し大きな話題に。同ドラマは新キャストによる10年にわたる大規模シリーズで、映画よりもより原作本に忠実な作品になっているという。

ドラマ版「ハリー・ポッター」について現在までにわかっていること・・

ドラマ版はどんな内容？

HBOとMaxコンテンツ会長兼CEOのケイシー・ブロイズは、このプロジェクトについて「ファンが長年にわたって楽しみ続けてきた象徴的な本の1冊1冊を深く掘り下げていきます」と明かしている。

初期の報道では、全7冊ある小説を、各シーズンで1冊ずつ焦点を当てるとされていたが、ブロイズCEOはこのプロジェクトは「10年連続」で行われると述べていることから、1シーズン1冊という決まりではないようだ。

またWBDの幹部は、「ハリー・ポッター」のスピンオフ作である「ファンタスティック・ビースト」シリーズは、今回のシリーズの一部ではないと発表の中で述べている。

どこで視聴できる？

昨年4月、WBDは、動画配信サービス「HBO Max」は、「Discovery+」とサービスを統合し、「Max」に改名することを発表した。ドラマ版「ハリー・ポッター」はこの「Max」にて配信される予定である。

日本での視聴方法はまだ明らかになっていない。

J.K.ローリングはドラマ版に関わる？

答えは「イエス」。J.K.ローリングがこのシリーズに参加するための契約は、シリーズがドラマ化される際の最大のハードルであったという。ローリングは、「ハリー・ポッター」作品のいかなる利用に対してもクリエイティブ・コントロール（原作者が二次利用作品の内容に対して意見することの権限）を持つ。この契約は2023年にまとまったという。

また、ローリングと長年の協力者であるニール・ブレアとルース・ケンリー＝レッツが製作総指揮を務めているため、彼女はこのシリーズの意思決定に関与することが期待されている。

ドラマ版の制作費は「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」超え！？

ブロイズCEOによると、ドラマ版「ハリー・ポッター」は、莫大な制作費がかけられたことで知られる「ゲーム・オブ・スローンズ」や「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」規模で制作するという。

Deadlineの報道によると、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」は2億ドル（約300億円）近くを費やし、また媒体費（広告スポットの価値と実際に支出された額）は1億ドル（約150億円）以上にのぼり、HBO史上最大のマーケティング・キャンペーンの対象となったという。ブロイズによると「ハリー・ポッター」シリーズの制作費は「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」並み、あるいはそれ以上が期待できそうだ。

オリジナル・キャストの出演はある？

ファンにとっては、映画版のキャストの出演も期待したいところ。2023年7月、映画版で主人公のハリー・ポッター役を務めた俳優のダニエル・ラドクリフは、ComicBook.comのインタビューの中で、ドラマ版への出演の可能性について聞かれると「僕の理解では、彼らは新たなスタートを切ろうとしています。誰が作るにせよ、自分自身の足跡を残したいと思うでしょうし、昔のハリーをカメオ出演させる方法を考える必要はないでしょう」と、自身が出演する必要はないという考えを明かしている。

また出演したいかどうかについても「決して出演することを求めているわけではないです。しかし、彼らの幸運を祈っていますし、（映画からドラマへ）聖火が渡されるのをとても楽しみにしています。しかし僕が物理的にバトンタッチする必要はないと思いますね」と、コメントしている。

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