J.K.ローリングが再び波紋! 『ハリー・ポッター』主演3人にまさかの当てつけ発言! 過去にトランスジェンダーに対する立場で対立

J.K.ローリング
『ハリー・ポッター』の作家J.K.ローリングが、X(旧Twitter)に、映画の主演3人のダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリントについてコメントした。
3月18日(火)、「どの俳優・女優が出ていると映画が台無しになる?」と質問されたローリングは、「3回まで当てていいわよ」と発言。さらに「ごめんなさい、でもこれは我慢できなかった(笑)」と絵文字付きで返信した。
この発言は、ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリントへの当てつけだと見られている。かつては深い関係にあったものの、ラドクリフ、ワトソン、グリントの3人は、J.K.ローリングの一連の発言を受けて距離を置くようになった。
ローリングは2020年以降、トランスジェンダーの権利に関する発言を繰り返し、その多くがトランスフォビック(トランス嫌悪)だとして広く非難されてきた。彼女は、「トランス女性は女性ではない」と主張し、トランスジェンダーの人が希望する代名詞を使うくらいなら「むしろ刑務所に行く」とまで発言している。
批評家から「TERF」(トランス排除的ラディカル・フェミニスト)と呼ばれたローリングは、そのレッテルを拒否するどころか、誇りを持って受け入れている。
一方、ラドクリフ、ワトソン、グリントの3人は彼女の主張に公然と反対し、トランスジェンダーの女性と男性を擁護してきた。
昨年、ラドクリフは「The Atlantic」のインタビューで、ローリングの発言について「本当に悲しい」と語り、「彼女と実際に会ったときのことや、彼女が書いた本、彼女が生み出した世界を振り返ると、それらすべてがぼくにとってとても深い共感に満ちたものだったんです」と付け加えた。
ワトソンは、「トランスの人々は、彼らが自分自身について話す通りの人々です。彼らが自分をどう呼ぶかについて常に疑問を持たれたり、否定されたりすることなく、彼らの人生を生きる権利があります」と表明している。
ルパート・グリントも、「ぼくはトランスコミュニティを強く支持します…トランス女性は女性です。トランス男性は男性です。私たちは皆、愛と判断なしに生きる権利があるべきです」と語っている。
一方で『ハリー・ポッター』でヴォルデモートを演じたレイフ・ファインズは、ローリングを擁護している。「彼女に向けられた言葉の暴力はひどい、衝撃的だ」と語った。
ローリングは以前、自身の見解に批判的な『ハリー・ポッター』のスターたちを許さないと述べていた。彼女はXで「苦労して勝ち取った女性たちの権利を侵食しようとする運動に加担し、未成年者の性別変更を応援するためにプラットフォームを使ったセレブたちは、トランス移行後に苦しんでいる人々や、単一性別空間を必要とする女性たちのために謝罪を取っておいてほしい」と語った。
現在、『ハリー・ポッター』の映画はHBOのテレビシリーズとして再構築されており、ローリングはエグゼクティブ・プロデューサーとして関わっている。キャスティングは進行中で、ポッター、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャー役を演じる新顔の俳優がスカウトされていると報じられている。
HBOは、ローリングの名前を巡る論争にもかかわらず、彼女のテレビシリーズへの関与を「J.K.ローリングには個人的な意見を表現する権利があります。私たちは新しいシリーズの開発に集中し、彼女の関与がその発展に大いに役立つと信じています」と擁護している。





