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『ゴーン・ガール』デヴィッド・フィンチャー監督がもし『ハリー・ポッター』を手がけていたら、“暗く不気味”な作品になっていた!? ワーナーと会議したエピソードを語る

デヴィッド・フィンチャー監督、『ハリー・ポッター』

デヴィッド・フィンチャー監督、『ハリー・ポッター』

Komugi Yamazaki
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米映画監督、プロデューサーとして知られるデヴィッド・フィンチャーが、あの映画『ハリー・ポッター』シリーズを手がけることになっていたかもしれない。

デヴィッド・フィンチャーは、『セブン』(1995年)、『ファイト・クラブ』(1999年)、『ソーシャル・ネットワーク』(2010年)、『ゴーン・ガール』(2014年)などの人気映画を手がけたことで広く知られており、映画だけでなく、マドンナやマイケル・ジャクソン、ローリング・ストーンズなど、数々の著名アーティストのミュージックビデオも手がけている。

そんなフィンチャー監督が、『ハリー・ポッター』シリーズの映画化に際し、ワーナー・ブラザースとの会議があったことを明かした。

米メディアVarietyとのインタビューで、「彼ら(ワーナー・ブラザース)に呼ばれて、ぼくならどうやって『ハリー・ポッター』を作るか話してほしいと言われた」と語ったフィンチャー監督。

そして、「そのときぼくはこう言った。『ただのきれいなハリウッド版にはしたくない。もっと『ウィズネイルと僕』のような雰囲気にして、少し不気味な感じにしたい』と」と続けた。『ウィズネイルと僕』は、1987年に公開されたイギリスのブラックコメディ映画で、後にカルト映画として評価され、特に映画ファンや俳優たちから高い評価を得た作品である。

しかし、ワーナー・ブラザースはより伝統的なアプローチを望んでいたという。フィンチャー監督は、「彼らは『トム・ブラウンの学校生活』を『オリバー!』風に描く、みたいなものを求めていた」と述べた。『トム・ブラウンの学校生活』は1830年代、英国のパブリック・スクールのひとつラグビースクールを舞台にした小説で、映画『オリバー!』はミュージカル映画で孤児の少年オリバー・ツイストが、19世紀のロンドンで貧困と犯罪に満ちた世界に生き抜く姿を描いている。

フィンチャー監督の作風は精密で計算されたカメラワークや映像美で知られ、作品として暗いテーマや心理的葛藤を中心に据えたストーリー展開が多い。もしフィンチャー監督が『ハリー・ポッター』シリーズを手掛けていたら、全く異なった作品になっていたことは間違いないだろう。

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