MOVIE

『アバター』の巨匠、ジェームズ・キャメロン監督、原爆がテーマの映画を製作へ! 「長年取り組みたいと思っていた」 広島の原爆から生き延びた日本人男性の実話に焦点を当てる

ジェームズ・キャメロン

ジェームズ・キャメロン

Komugi Yamazaki
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

映画『アバター』などで知られるジェームズ・キャメロン監督が、原爆をテーマとした映画を製作することが明らかになった。

ジェームズ・キャメロンは、2015年に出版されたチャールズ・ペレグリーノの著書「ラスト・トレイン・フロム・ヒロシマ(Last Train From Hiroshima)」と新著「ゴースト・オブ・ヒロシマ(Ghosts of Hiroshima)」を元にした映画を製作するという。米情報サイト「Deadline」とのインタビューでキャメロンは、新作を「妥協のない劇場映画」にすると述べた。

映画のタイトルは『ラスト・トレイン・フロム・ヒロシマ(原題)』で、第二次世界大戦中に広島の原爆から生き延び、その後長崎へ向かう列車に乗り、再び核爆発を体験したものの生き延びることができた日本人男性の実話に焦点を当てている。

ペレグリーノの著書は、1945年8月の2日間に起きた出来事とその後の影響を詳しく描写しており、核兵器が日本の上空で爆発し、それ以降人々の生活が永遠に変わった瞬間を記録している。両書の中心にあるのは、原爆を実際に体験した人々、すなわち地上の日本市民や上空のアメリカ軍搭乗員の目撃証言である。これらの爆撃による死者数は15万~24万6千人と推定されている。

ペレグリーノは30冊以上の著書を持つ作家であり、『タイタニック』や『アバター』ではキャメロンの科学顧問も務めた。

キャメロンは「このテーマは長年取り組みたいと思っていたもので、どうやって映画化するか悩んできた」と語っている。「私は広島と長崎の両方の原爆を生き延びた山口彊(やまぐちつとむ)さんに会った。彼が亡くなる数日前のことだった。彼は病院にいて、自分の物語を私たちに託してくれたんだ。それを無視することはできない」と、キャメロンとペレグリーノは、山口さんに「特異で過酷な体験を次世代に伝える」と誓ったという。

キャメロンは、彼の代表作と言える『ターミネーター』や『ターミネーター2』などで、キャメロン自身が8歳のときにキューバ危機を実際に目の当たりにした経験を元に、核戦争への恐怖を描いている。

オーディオブック版「オッペンハイマー」を出版したブラックストーン・オーディオのCEOジョシュ・スタントンは、同社がペレグリーノの「ゴースト・オブ・ヒロシマ」を出版することに「非常に興奮しており、光栄である」と述べた。ブラックストーン・オーディオから出版された「オッペンハイマー」はニューヨーク・タイムズのベストセラーリストで1位を獲得した。

監督クリストファー・ノーランは『オッペンハイマー』のプロモーション中に、日本に対する原爆の影響を描かなかった理由について質問され、他の誰かがその部分を映画で伝えることを望んでいると述べていた。

キャメロンは、『タイタニック』の悲劇的な沈没を描くために、壮大なラブストーリーと階級闘争を織り交ぜ、11のアカデミー賞を獲得した。同作品は、1998年に作品賞や監督賞を含む11のアカデミー賞を受賞し、興行収入は22億6,000万ドル(約3200億円)に達した。これまでに世界の歴代興行収入トップ4のうち3作品を手掛けた名匠であるキャメロン監督の新たな挑戦に注目が集まる。

Hulu | Disney+ セットプラン
ABOUT ME
pop hunt
pop hunt
海外エンタメニュースサイト
洋画、洋楽、海外ドラマ、海外セレブ、世界のニュースなど、海外で話題になっているニュースをわかりやすくお届けします✉️

記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がpop huntに還元されることがあります。
記事URLをコピーしました