なぜロバート・ダウニー・Jr.は“悪役”に選ばれたのか? ルッソ兄弟が語る『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』キャスティングの舞台裏・・ロバートが築いた偉大な功績とは

ロバート・ダウニー・Jr.
『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』では、ロバート・ダウニー・Jr.がドクター・ドゥーム役としてマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に復帰することが決定した。そして、このキャスティングについて、監督が明かした。
ロバート・ダウニー・Jr.はアイアンマンとして絶大な人気を誇っていたが、ドクター・ドゥーム役に抜擢されたことについては賛否が分かれている。それでも、この物語がMCUのタイムラインの中でどのように描かれるのか、そしてMCU全体にどのような影響を与えるのか、多くの関心が寄せられている。
『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』を手掛けるルッソ兄弟は現在、新作映画『エレクトリック・ステイト』のプロモーション中であり、最近『アベンジャーズ』に関しても多く発言している。
彼らはこれまでに最も愛されているマーベル作品のいくつかを手掛けており、MCU以外の作品では評価が分かれることもあるが、MCU内で「失敗作」とされる映画はまだ一度もない。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)では、ルッソ兄弟がロバート・ダウニー・Jr.をキャプテン・アメリカの対立者として登場させた。そして、当時の彼らのコメントの多くが、今回のドクター・ドゥーム役のキャスティングと共通点を持っているようだ。
業界誌「ハリウッド・リポーター」のインタビューで、ジョー・ルッソ監督は、ダウニー・Jr.に『シビル・ウォー』への出演を打診した際のことについて、「文字通り、世界最大の映画スターに対し、彼が演じる“金を生み出すキャラクター”をヴィランに変えることを提案する作業だった」と語っている。
今回も、ロバート・ダウニー・Jr.がドクター・ドゥームとして復帰することは、その考えをさらに発展させたものだと言える。
ジョー・ルッソは『シビル・ウォー』での決定について、「ダウニーはリスクを恐れなかった。彼の功績だ。そして、その選択が『インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』での大成功につながった」と説明している。
観客の予想を覆し、キャラクターに大胆な変化を加えることは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の成功において重要な要素だった。そして、今回のアイアンマンをベースにしたロバート・ダウニー・Jr.のドクター・ドゥームのキャスティングにも、同様の考えが反映されているようだ。
ロバート・ダウニー・Jr.のドクター・ドゥームが成功するかどうかは未知数だが、そのアイデア自体は説得力がある。ルッソ兄弟はダウニー・Jr.と素晴らしい関係を築いており、彼には唯一無二の存在感がある。
同じインタビューの中で、ジョー・ルッソはダウニー・Jr.に出演を打診したときについて、「ダウニーはヴェニスのオフィスの屋上で、まるで王のようにソファに寝そべっていた」と振り返った。
優れた脚本家、フランチャイズ内で大きな成功を収めた有能な監督、そして最大のスターであるロバート・ダウニー・Jr.の復帰があり、この映画は特別な作品になることが予想される。




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