ジュード・ロウ、新作ドラマ「スケルトン・クルー」出演は超慎重だった! 「『スター・ウォーズ』を失敗させる男にはなりたくない」 さらに気になる『ファンタビ』の今後を語る
人気俳優のジュード・ロウ(51)が、近々公開予定の『スター・ウォーズ』シリーズの新作スピンオフドラマ「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」や、名声を手に対する葛藤について、Varietyとのインタビューで語った。
新作「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」について
ジュードは、新シリーズへの出演について、「軽率に飛び込むわけにはいかなかった。正しい選択でありたかったし、『スター・ウォーズ』を失敗させる男にはなりたくなかった」と、出演には慎重だったことを明かした。
ジュードはまた、役についても明かし、「『カッコいいくしゃくしゃの髪にしたいから、ウィッグをつけてもらう』って言われたけど、僕は『いや、彼はヘルメットを被るから髪は短い方がいい』って言ったんだ。それを説得するのに少し時間がかかったね」と語った。
『スター・ウォーズ』の作品がどのように作られているかを直接目にしたというジュードは、「とても興味深いプロセスだったよ。技術的に複雑なんだ。特撮、人形、機械、そして巨大で複雑な世界を扱うんだからね。僕は裏方の技術がどうなっているか知りたいタイプなんだ…すべてが『スター・ウォーズ』のフィルターを通さなければならないんだ」と、撮影の裏側を明かした。
【動画】スター・ウォーズ:スケルトン・クルー|特報|Disney+ (ディズニープラス) 12月4日(水)配信
名声が人生に与えた影響
ジュード・ロウは有名でいることについて、「面白いことなんだけど、母と話したときのことを覚えている。今でも思い返すんだ。母は、僕について『分かち合わなければならない』といったようなことを言ったんだ。彼女の言いたかったことは、僕が知られる存在になり、それに伴い母も知られるようになってしまったということだと思う。プライバシーや親密さが失われ、それを守る必要が出てきたと感じたんだと思う」と語った。
ジュードはこの時期について、「奇妙なことに、それは初めて父親になった経験とも結びついていた。当時『リプリー』(1999)を撮影している時、赤ん坊の息子を抱えている写真が出回ったことがあったのを覚えている」と明かした。
当時得た名声について、「いつも息子を守ることや、プライベートな時間に侵入されることへの抵抗感と結びついていた…。仕事としての側面ではなかった。プレミアに行くとか宣伝をすることは仕事の一環だ。でも、プライベートを侵害されることにはいつも抵抗を感じていたんだ。残念ながら、僕の中で名声は不快感と結びついてしまっていた。あまり振り返りたくはないけれど、ある区切りまでは、あの後はますますその状況が強まっていった」と振りかえった。
『ファンタスティック・ビースト』・MCUの今後の出演について
シリーズで若き日のアルバス・ダンブルドアを演じたジュードは、「確かに現在は停止状態にあると思う。今は『ハリー・ポッター』をテレビシリーズとして制作しているから、おそらくそちらに力を注ぐのではないかな。少なくとも現時点では何も聞いていない」と述べている。
また、ジュードは映画『キャプテン・マーベル』で、クリー帝国の指揮官であり、スターフォースのリーダーを務めるキャラクター、ヨン・ロッグ役を演じている。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の今後については、「ヨン・ロッグについては、それ以上展開できることがあまりなかったように思う。僕にとって、あれがマーベルでの全てだったかな…。素晴らしい経験だったよ。でも、もう少し楽しめる役にしてほしかった。もっとユーモアに寄せたかったんだ。あと、あのスーツは分厚いゴムでできているから動きにくいんだ。数か月かけてスタント訓練をして、格闘シーンをリハーサルしても、スーツを着ると『あれ? つま先に手が届かない!』ってなるんだ。どうやってこのまま動こうと思ったけど、何とかやり方を見つけたんだ」と語った。