テイラー・スウィフト、2024年米大統領選で民主党カマラ・ハリス候補への支持を表明! 愛猫との写真に込めたある皮肉とは・・?
歌手のテイラー・スウィフトが2024年のアメリカ大統領選挙について沈黙を破り、民主党のカマラ・ハリス候補への支持を表明した。
米時間9月10日、ドナルド・トランプ候補とカマラ・ハリス候補の討論会がおこなわれた後、テイラー・スウィフトは自身のSNSを更新した。
まずテイラーは「多くの皆さんと同じように、私も今夜の討論会を見ました。もしまだ見ていない人は、今が目下の争点や、あなたにとって最も重要なトピックに対する候補者たちのスタンスについてリサーチする絶好の機会です。有権者として、私は彼らがこの国に対して提案する政策や計画について、できる限りすべてを見たり読んだりするようにしています」と、討論会を見たこと、そして多忙を極める中でも政治について学んでいることを明らかにした。
フェイクAI画像の件について
またテイラーは、ドナルド・トランプを支持するという、自身の「フェイクAI画像」が投稿されたことについても言及した。
これについてテイラーは「最近、『私』のふりをしたAIが、ドナルド・トランプを支持するというニセ画像が、彼のサイトに投稿されたことを知りました。これはAIにおける私の不安と、誤った情報を広めることの危険性を思い起こさせました。その結果、有権者としてこの選挙に対する私の実際の計画について非常に透明性を保つ必要があるという結論に達しました。誤った情報に対抗する最も簡単な方法は、真実なのです」と、ニセのAI画像が広まったことも、改めて自身の政治への見解、真実を表明するキッカケになったことを明らかにした。
テイラーがカマラ・ハリス氏に投票する理由
さらにテイラーは、「私は2024年の大統領選挙でカマラ・ハリスと、(副大統領候補である)ティム・ウォルツに投票します」とはっきりと述べた。
その理由として、「彼女(カマラ・ハリス)が、私が戦士が必要だと信じる権利と大義のために戦うからです。彼女は安定した才能あるリーダーだと思いますし、私たちが混沌ではなく冷静さによって導かれるなら、この国でもっと多くのことを成し遂げられると信じています。LGBTQ+の権利、体外受精、そして女性が自分の体を持つ権利のために何十年も立ち上がってきたティム・ワルツ(@timwalz)氏を伴走者に選んだことに、私はとても心を打たれ、感銘を受けました」と述べた。
最後にテイラーは、「私は自分でよく調べ、自分で選択をしました。あなたの調べたことはあなたのものであり、選択はあなたのものです。また、特に初めて投票する人に言いたいです。 投票するためには登録が必要だということを忘れないでください!また、早めに投票する方がずっと簡単だと思います。私の体験談の中で、登録先や期日前投票の日程や情報をリンクしておきます。愛と希望をこめて、テイラー・スウィフト、子供のいない猫おばさんより(Childless Cat Lady)」と締め括った。
「子供のいない猫おばさん」とは
この「子供のいない猫おばさん(Childless Cat Lady)」というのは、トランプ氏の伴走者である共和党の副大統領候補J・D・ヴァンス氏が、2021年に、子供がいないカマラ・ハリス氏のような女性たちのことを「子供のいない猫おばさんたちはみじめな人生を送っている(childless cat ladies who are miserable at their own lives)」と発言。それ引用し、皮肉を込めて最後に付け加えたようだ。
テイラーがアメリカの政治について発言するのはこれが初めてではない。2019年にテイラーはトランプ政権や共和党議員マーシャ・ブラックバーン氏をバッシング。また、前回の大統領選の2020年でも、ドナルド・トランプ氏を痛烈批判し、ジョー・バイデン氏への支持を表明。大統領選挙前日にもビデオメッセージを投稿していた。
また、昨年は故郷のテネシー州ナッシュビルで、市議選と州議選の期日前投票に行ったことをファンに報告し、代表者を選ぶことの重要性を訴えていた。