ウィリアム皇太子とヘンリー王子、久しぶりの再会を果たすも会話なし―伯父ロバート・フェローズ卿の葬儀に共に参列
イギリス王室のウィリアム皇太子とヘンリー王子が、8月28日に、イギリスでおこなわれたロバート・フェローズ卿の葬儀に参列したことが明らかになった。
ロバート・フェローズ卿は、1990年から1999年までエリザベス女王の個人秘書を務めた。また、ダイアナ妃の姉であるジェーン・フェローズ夫人と結婚したため、ウィリアム皇太子とヘンリー王子の伯父にあたる。7月29日に82歳で死去したフェローズ卿は、両王子と非常に親しい関係にあり、それぞれの結婚式にも出席していた。
ヘンリー王子は当初、英国での警備の問題から、葬儀を欠席するのではないかと報道されていた。2020年に、ヘンリー王子とメーガン妃は王室離脱に伴い、警察による警護を解かれている。しかし、複数の出席者の話によると、今回ヘンリー王子は英国へ渡り、お忍びで葬儀に出席したようだ。
英メディア「ザ・サン」によると、ウィリアム皇太子とヘンリー王子は「極めて目立たない形」で葬儀に参列したようだ。葬儀は、英ノーフォーク州スネティシャムにある聖メアリー教会で執り行われた。
報道によると、ヘンリー王子とウィリアム皇太子は教会の後部に座っていたが、二人は離れた場所におり、隣同士ではなかったという。
ヘンリー王子が王室のシニアロイヤルを離脱して以来、ウィリアム皇太子とは疎遠になっているとされており、兄弟間の確執は続いているようだ。兄弟の再会は、2023年5月に英ロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われたチャールズ国王の戴冠式以来である。今年2月にはチャールズ国王ががんと診断されたことを受けて、ヘンリー王子は急遽英国に帰国したが、ウィリアム皇太子との再会はなかった。
葬儀の出席者は「ウィリアム皇太子とヘンリー王子は二人ともそこにいたが、彼らが話しているところは見かけなかったし、お互いに距離を置いていたようだった」と述べた。