名作恋愛映画『きみに読む物語』で年老いたアリー役を演じたジーナ・ローランズ、現実世界でもアルツハイマー病と闘病していることが明らかに
映画『きみに読む物語(原題:The Notebook)』(2004)で、年老いたアリー役を演じたことで知られる女優のジーナ・ローランズが、認知症の一種であるアルツハイマー病と診断されていたことが明らかになった。E!Newsなどが伝えている。
映画でレイチェル・マクアダムスが演じたアリーの年老いた姿を演じたジーナ・ローランズは、過去5年間にわたり、アルツハイマー病と闘病しているという。
彼女の息子で映画の監督を務めたニック・カサヴェテスが最近発表したところによれば、5年前、ジーナが88歳の時にこの病気と診断されていた。
6月25日に公開されたEntertainment Weeklyの取材でニックは、「母を年老いたアリー役に起用し、アルツハイマー病について多くの時間をかけて話し合い、リアルに演じることを目指していました。そして今、彼女はアルツハイマー病を患っています」「彼女は完全に認知症の状態にあります。本当におどろくべきことです。私たちはそれを実際に体験し、彼女がそれを演じ、そして今それが私たちに現実として降りかかっています」と語っている。
現在93歳のジーナは、以前、自身の母親であるレディ・ローランズがアルツハイマー病と闘っていた経験が、この役を引き受ける決断にどのように影響したかを振り返っていた。「『きみに読む物語』はとくに難しかったです。なぜなら、私はアルツハイマー病のキャラクターを演じていたので」「母と同じ経験をしたことがあり、もしニックが監督していなかったら、この役を引き受けることはなかったでしょう。それはあまりにも辛いことですから。でも、この映画は厳しくもすばらしい作品でした」と、2004年に「O Magazine」に語っている。またジーナは息子がそばにいてくれたから、この役を演じる価値があったことについても明かしている。