ケンドリック・ラマー、「第59回スーパーボウル」ハーフタイムショーに登場! ヒット曲満載&SZAとの豪華コラボステージ披露! さらにグラミー受賞曲「Not Like Us」でドレイクを堂々バッシング

ケンドリック・ラマー
人気ラッパーのケンドリック・ラマーが、2月9日(日)、米ルイジアナ州ニューオーリンズのシーザーズ・スーパードーム開催されたNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)の優勝決定戦「第59回スーパーボウル」で、ハーフタイムショーのパフォーマーとしてヒット曲を惜しみなく披露した。
【動画】Kendrick Lamar’s Apple Music Super Bowl Halftime Show
サミュエル・L・ジャクソンが“アンクル・サム”として登場
これまで22回のグラミー賞受賞歴を持つケンドリック・ラマーのステージの冒頭で、“アンクル・サム”として俳優のサミュエル・L・ジャクソンが登場。
アンクル・サムとは、アメリカ合衆国政府やアメリカ人を指す言葉で、米政府や資本主義の象徴として批判的に使われる存在である。
サムになりきったサミュエルは「敬礼。みんなのサムおじさんだよ。そしてこれが偉大なるアメリカンゲームだ」と言うと、ビュイック・リーガル GNX(1987年製のアメリカン・マッスルカー)の上に乗ったケンドリックが登場し、「GNX」を披露。
車からはアメリカ国旗をイメージした赤、白、青の衣装に身を包んだダンサーたちが次々と登場しケンドリックに加わり「Squabble Up」を披露した。
「HUMBLE.」「DNA.」などヒット曲を惜しみなく披露
ここでまたアンクル・サムが登場し、「ダメだ、ダメだ!うるさすぎるし、無謀すぎて、そしてゲスすぎる。ラマーさんよ、本当にゲームのやり方を知っているのか?それなら気を引き締めなさい!」と、メッセージを送ると、「HUMBLE.」、「DNA.」、「Euphoria」、「man at the garden」「peekaboo」と続いた。
さらにここでケンドリックはある動きに出る。「彼らがお気に入りの曲をパフォーマンスしたいんだけど、彼らが訴えるのが好きなのは知っているよね」と言ったのだ。
先日の「第67回グラミー賞」で年間最優秀楽曲と年間最優秀レコードを受賞した「Not Like Us」は、歌手ドレイクに当てたディストラックで、歌詞の中で全面的にドレイクをバッシングしたことから、ドレイク側から名誉毀損で提訴された。ケンドリックはそれをネタにし、ドレイクへ向けたメッセージをここハーフタイムショーの舞台で堂々と言い放った。
SZAとの豪華コラボステージ、さらにテニスのセリーナ・ウィリアムズもカメオ出演
そしてここで、歌手SZAが登場。「luther」(2024年)と「All The Stars」(2018年)を披露し、豪華コラボステージを披露すると、ついに「Not Like Us」を披露。同曲ではテニスのセリーナ・ウィリアムズもカメオ出演。曲に合わせて華麗にステップを踏む姿が映された。
SZAとセリーナ・ウィリアムズの2人は過去にドレイクと交際していたと言われていることから、今回ケンドリックのステージに登場したということは、今はケンドリック側だというアピールなのかもしれない。
そして「Not Like Us」を披露した後は、現代社会におけるメディアの影響や情報過多、そしてそれに伴う人々の感情の麻痺や無関心をテーマとして「tv off」でステージを締め括った。
今回の「第59回スーパーボウル」では、3連覇を目指したカンザスシティ・チーフスがフィラデルフィア・イーグルスに22-40で敗れたが、本当に負かされたのはドレイクかもしれない。
ケンドリック・ラマー、ハーフタイムショーのセットリスト↓↓
1. “GNX (Teaser)”
2. “Squabble Up”
3. “HUMBLE.”
4. “DNA”
5. “Euphoria”
6. “man at the garden”
7. “peekaboo”
8. “luther”
9. “All the Stars”
10. “Not Like Us”
11. “tv off”

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