ウィリアム皇太子&キャサリン妃、アデレード・コテージに引っ越したのは故エリザベス女王が関係していた!? ウィリアム皇太子と女王の深い絆が明らかに
イギリス王室のウィリアム皇太子と妻のキャサリン妃は、2022年にケンジントン宮殿からアデレード・コテージに移ったが、どうやらその理由は心温まるものだったようだ。米ピープル誌が伝えている。
2022年、当時ケンブリッジ公爵夫妻だった二人は、ロンドンのケンジントン宮殿からウィンザーのアデレード・コテージに引っ越し、子どもたちのジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子とともに新たな生活を始めた。
4つのベッドルームがあるこの家を選んだ理由の一つは、子どもたちが通うランブルック・スクールが近くにあり、家族全員が通学の便が良かったからだ。2022年9月に子どもたちはその学校に入学し、現在も通っている。
王室ジャーナリストのロバート・ジョブソン氏の新しい伝記「Catherine, Princess of Wales(原題)」によると、ウィリアム皇太子とキャサリン妃が引っ越しを決めた背景に、エリザベス女王との特別な関係があったことが詳しく述べられている。
ウィリアム皇太子(42歳)は、2021年4月に73年間連れ添った夫のフィリップ殿下を亡くした彼の祖母であるエリザベス女王のそばにいるため、ウィンザーへの移住を希望していたという。キャサリン妃もこの考えに賛成していた。
ジョブソン氏は、ウィリアム皇太子について「祖母との時間が貴重だと感じ、夫婦としてこの決断をしたことに喜んでいる」と書いている。また、「キャサリン妃はウィリアム皇太子にとって、将来の国王として祖母の晩年に地理的に近くにいることが重要であり、祖母と父親を支えるために必要なことだと理解していた」と付け加えている。ウィリアム皇太子とエリザベス女王は、移住後に頻繁に会い、電話でも週に数回話すことで、より親密な関係を築いたという。
2021年にフィリップ殿下を亡くしたエリザベス女王は、その喪失に悲しんでいたが、ウィリアム皇太子からの電話や訪問が彼女を支えた。ウィリアム皇太子と家族がロンドンのケンジントン宮殿に住んでいたときよりも近くにいることが、女王にとって大きな慰めとなった。アデレード・コテージは、女王が亡くなる2022年9月8日まで住んでいたウィンザー城から徒歩30分、車で約10分の距離にあり、引越しによって物理的な距離が大幅に縮まった。
女王が亡くなった後、ウィリアム皇太子とキャサリン妃はプリンス・オブ・ウェールズとプリンセス・オブ・ウェールズという新しい称号を授けられた。また、アデレード・コテージはキャサリン妃の両親、マイケル・ミドルトンとキャロル・ミドルトンが住むバックルベリーから車で約45分という近さでもあり、キャサリン妃の家族とのつながりも強まった。
アデレード・コテージは2015年に大規模な改装が行われたため、5人家族が入居するにあたって追加の工事やセキュリティ面のさらなる対応は不要だったという。このコテージは1831年にウィリアム4世の妻、アデレード王妃のために建てられ、その後ヴィクトリア女王や故マーガレット王女の元恋人ピーター・タウンゼンドも使用した歴史的な建物だ。
ウィリアム皇太子とキャサリン妃夫妻の友人が米ピープル誌に語ったところによると、「引っ越しの主な理由は(子どもたちの)教育のため」とのこと。ウィンザーでは、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子が自由に遊べる広々とした公園や田園風景を家族全員で楽しんでいるようだ。
その友人はまた、「子どもたちが自転車で屋敷内を自由にサイクリングできるのをとても気に入っている」「まさに小さなコミュニティだ」と付け加えた。
王室専門誌「Majesty」のジョー・リトル氏は、「これはすべてエリザベス女王が望んでいたことだ」と語り、「彼女は彼らが毅然と、優雅に日々を過ごすことを期待していた」とコメントした。