100歳でグラミー賞ノミネート! 元アメリカ大統領ジミー・カーター、史上最高齢記録を達成
元アメリカ大統領のジミー・カーター氏が、100歳でグラミー賞ノミネートという史上最高齢記録を達成した。
100歳を迎えたジミー・カーター氏は、2025年のグラミー賞において「最優秀オーディオブック、ナレーション、ストーリーテリング・レコーディング」部門にノミネートされたことが発表された。カーター氏がグラミー賞にノミネートされたのはこれが10回目である。
対象作品となっているのは、カーター氏の朗読アルバム「Last Sunday in Plains: A Centennial Celebration」である。
カーター氏はX (旧Twitter)で、「なんという名誉でしょう!」とコメントした。
このアルバムには、ジョージア州プレインズにあるマラナサ・バプティスト教会でのカーター氏のサンデースクールでの授業が収録されている。
今回のノミネートは、カーター氏にとって10回目となり、さらに100歳でのグラミー賞ノミネートという史上最高齢記録を達成した。
現在、グラミー賞受賞者の最高齢記録は、ピアニストのパイントップ・パーキンス氏で、2011年に97歳で「最優秀トラディショナル・アルバム」賞を受賞している。
カーター氏はこれまでに、2006年の「Our Endangered Values: America’s Moral Crisis」、2015年の「A Full Life: Reflections at Ninety」、そして2018年の「Faith – A Journey for All」の各著書でグラミー賞「最優秀スポークン・ワード・アルバム」賞を3度受賞している。
カーター氏は1924年にジョージア州プレーンズで生まれ、農家の家庭に育った。政治家としてのキャリアは1970年にジョージア州知事に就任したことから始まり、その後1976年にアメリカ合衆国大統領選挙に立候補し、共和党のジェラルド・フォードを破って大統領に選ばれた。
大統領を退任した後も社会問題に取り組んでおり、世界中で人権擁護、貧困削減、疾患予防、選挙監視などの活動を行う団体「カーター・センター」を設立するなど、精力的に活動を行っている。カーター氏はまた、がんの診断を受けたことを公表し、病気との闘いを続けながらも、カーター・センターを通じて積極的な活動を続けている。