2024.11.03

「ヴィクトリアズ・シークレット」のショー初の快挙、トランスモデルのアレックス・コンサーニが挑んだ歴史的ランウェイ！彼女が語るファッション業界での多様性の未来とは

アレックス・コンサーニ

Komugi Yamazaki

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

アレックス・コンサーニ（21）が、2024年の「ヴィクトリアズ・シークレット」のショーで歴史を刻んだ。

米トランスジェンダー・モデルのアレックス・コンサーニは、アメリカの人気下着ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」のショーでトランスモデルとして初めてランウェイを歩いた。その数分後には同じくトランスジェンダー・モデルのヴァレンティーナ・サンパイオも続いた。

アレックス・コンサーニ↓

この投稿をInstagramで見る

Alex Consani(@alexconsani)がシェアした投稿

ヴァレンティーナ・サンパイオ↓

この投稿をInstagramで見る

Valentina Sampaio(@valentts)がシェアした投稿

「Teen Vogue」の表紙インタビューで、アレックスはその歴史的な瞬間を振り返り、先輩のトランスモデルたちからのインスピレーションや、自身が注目されることの意義について語った。

アレックスは、「とても大きな瞬間だった」とショーについて振り返り、「クレイジーだけど、ショーの後まで自分が最初のトランスモデルだと気づかなかった。ヴァレンティーナがすでに歩いていると思っていたから、そのおかげで緊張が和らいだ」と語った。

アレックスはさらに、「これまで、参考になる前例がなかった。ヴィクトリアズ・シークレットのショーを歩く最初の一人になれたことは本当に意義深い。もし批判を受けることがあっても、それが私の信念に基づいているなら全く問題ない」と続けた。

彼女はまた、過去のトランスモデルたちからの影響について、「ファッション業界に入ったときは多様性が求められている時期だった。ドミニク・ジャクソンやコニー・フレミングのような偉大なトランスモデルたちと話をする機会があったけれど、彼女たちが私のためにどれほど多くの壁を押し破ってきたかを聞いて、私の状況と比べることなんてできないと思った」と語った。

さらにアレックスは、自身の声を使って他の人たちのために発信したいと述べ、「まだできることがある。まずは会話を促進することが大切だと思う。でも怖いのは、権力を持っている人に多様性について話すと、彼らが『不満があるなら外してやる』と言って排除される可能性があること。それは本来あるべき姿ではない」と語った。

アレックスは「ファッション業界は今、これまで以上に人々の声に価値を置いている。発信できる能力があるなら、それを活用しなければならない」とトランスモデルとしての覚悟を語った。